日本の透析医療は世界のトップレベルであり、これは医師とともにコメディカル、装置、ダイアライザ、透析液、穿刺針、システムなど人工腎臓関連の各メーカーらが一丸となり研鑽を積み上げてきたことによるものです。2000年以降は特に医療安全が重要視され、患者監視装置においては、新たにモニタリング項目が追加された装置の開発に拍車がかかって止まりません。近年の透析患者の背景には透析安定期には見られなかった多様化したニーズが生まれBV計、BIA法による体組成分析、透析液排液モニタ、LDF:( Laser Doppler Flowmetry)による微小循環血液流量測定を行うことにより患者ニーズに答え、より安全で安定した血液透析が必要とされています。特に体温、脈拍、血圧、呼吸などのバイタルサインは、生命維持の状態を示す重要な情報です。透析医療の現場では、患者の体調や病状の変化を把握するため、日常的にバイタルサインが定量的に測定されており、各種のモニタリング機器が常に使用されています。


 これらを踏まえ、この度モニタリング技術研究会を発足させていただく運びとなりました。本会は血液浄化領域に伴う諸分野でのモニタリング技術の研究を行うとともに、知識と技術の普及を図り、血液浄化領域の医療の向上に寄与することを目的とする学術団体です。血液浄化療法の中で、臨床工学技士の立場からモニタリング機器の有用使用、管理等全般について広く意見交換の場となることを希望しています。また、「第1回モニタリング技術研究会学術大会」を2015年8月9日に名古屋市にて開催させていただきます。是非とも皆様のご参加をお待ちしております。