モニタリング技術研究会

代表世話人  長尾 尋智

(さかいクリニック透析顧問)

 時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご厚誼あずかり、厚く御礼申し上げます。

 モニタリング技術研究会は血液浄化領域に伴う諸分野でのモニタリング技術の研究を行うとともに、知識と技術の普及を図り、もって血液浄化領域の医療の向上に寄与することを目的とする学術団体です。透析患者は高齢化が進み、低栄養を合併する患者が増加しており、その管理は難しくなり、モニタリング技術から得られる情報を理解し、より安全な透析の運用が求められる状況にあります。そういった透析患者を安全、適切に管理するためには透析モニタリング技術が不可欠であり広く使用されるようになりました。当研究会は、血液浄化療法の中で、臨床スタッフそれぞれの立場からモニタリング機器の有用使用、管理等全般について広く学び、意見交換の場となること目的に活動をしてまいりました。

コロナ渦では学術集会の企画、参加が多くの制限により困難なこととなり、これまで培ってきたモニタリング技術が日々の忙しさの中に薄れているように感じられます。当会を通じて、モニタリング技術について学び直し、臨床現場に役立てるよう願うところであります。

以上のような次第でございますので、本会開催の趣旨をご理解いただき、何卒格別のご高配を賜りたくお願い申し上げます。